ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

井上尚弥、ドネアが一撃で倒れたストレートの秘密を語った。

ボクシングのWBA・WBC・IBFバンタム級統一王者の井上尚弥が、WBC王者ドネアに2回TKOで圧勝して3団体統一を果たした試合、端緒となった1R終了間際に右ストレートのたった一撃でドネアをダウンさせたシーン⬆について、井上がWOWOWの番組収録で振り返った。試合直後に「最後の10秒でエンジンをかけて、それで当たった。ダウンを取った瞬間、夢じゃないかと思うほど上手く行き過ぎていました」と語っていた井上尚弥が、試合から1ヶ月を経過してその瞬間をくわしく解説した。ドネアのテンプルへの右ストレートについて、「結構練習しているんですけど、ワンツーなんですけど、ジャブを出さないでストレートを打つ。入りにドネアが反応してしまって、(ドネアは)ジャブが来ると思って右のカウンターを打とうとした。結局フェイントにはなっているんですけど、自分は右ストレートを思いっきり打つために1回ステップインを入れた」と説明したのだ。ドネアが「打撃を受けた時、キャンバスに倒れ込んだことさえ気づかなかった」と語ったほどの衝撃の理由は、井上が思いっきり打つために1回ステップインを入れてからパンチを放ったからだった。井上のこの強烈な右ストレートで意識が飛び、ダウンした実感さえなかったというドネア、輝かしい戦歴の中で「今まで食らったパンチの中で最も強烈だった」とも証言した。天才的な閃きで「1回ステップインを入れてから打った」という井上尚弥の強烈な右ストレート、やはり世界最強のボクサーであることに間違いない。