ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「日傘男子」ググると気持ち悪いがトップ、流行ってない。

2013年に「日傘男子」という言葉が流行語大賞にノミネートされて以来、毎年夏になるとワイドショーや朝の情報番組に登場する「日傘男子が増えている」というニュースは、本当なんだろうか。「日傘男子」と検索した時にグーグルで出てくるワードの最上位は「気持ち悪い」。「男性 日傘」で検索してみても3番目には「恥ずかしい」が出てくるのが現実だ。「日傘男子」が増えてきているとする根拠は、男性の美容意識が年々高まってきて、夏には日焼け止めクリームを使い紫外線を防止するために日傘をさす、というものだが、実際に街なかで「日傘男子」を見かけることは殆ど無いのは誰の眼にも明らかだ。「男性も日傘を使おう」と長らく提唱してきた日本洋傘振興協議会でも、「日傘男子という言葉が流行語大賞にノミネートされたのですが、話題レベルに留まっており、市場拡大には至っていないのが実情です」と正直に答えている。文春オンラインが取材した「日傘男子」についての男性の反応でも「運動部時代は肌が白いのがコンプレックスだった」「普通にキツイ」「一般的には日傘はまだ女性のものでしょう?」などの反応だったという。まだ多くの男性の心の中に「男らしさ」という行動規範が染み付いているようだ。どうやら「日傘男子」は、マスコミが一生懸命「笛吹けど踊らず」が現実のようだ。