ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「日本消滅」イーロン・マスクの警告、冗談と思ってる日本人。

今年5月、世界一の大富豪イーロン・マスク氏が、日本の出生率 の減少率の激しさに注目し、人口を増やす努力をしなければ、日本という国は「消滅の危機」にあると警告したのを覚えているだろうか。マスク氏は、日本の人口が2021年、過去最高の64万4000人減少したという記事のデータに対するコメントをTwitterに投稿。「当たり前のことを言うが、出生率が死亡率より高くなるような何らかの変化をもたらさない限り、日本は消滅するだろう。これは、世界にとって大きな損失となる」と⬆ツイートしたのだ。日本では、このツィートは世界一の大富豪のジョーク発言として大きな話題にならなかった。もちろん我が国の政府も当然のようにスルーした。マスク氏がいう日本の消滅が現実に起こり得ないと鼻から思っているからだ。しかし、出生数が減少するということは政府が当てにしている税金を一生涯(1人当たり概算5,000万円)収め続けてくれる人達が、どんどん居なくなってしまうということだ。あるいは、中国やロシアに攻め込まれても国を守る兵隊が足りないということだ。89年前1933年に出生率がわずか14.7%にまで落ち込んだドイツでは、出産資金として年収の半分を無利子で貸付、出産すれば貸付金の4分の1を出産祝い金としてプレゼントする政策で、出生数がたった一年で73万人も増加、出生数は最終的になんと20%もアップした。生涯1人当たり5,000万円の税収が見込める赤ちゃんをドイツのようにお金をかけて増やそうと努力しない我が国は、マスク氏の予言通り税収が減って滅びてしまうのだろうか。