ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

次々値上げ、「ラーメン1000円の壁」を突破するだろうか。

国民食ともいわれるラーメンに「1000円の壁」というのがあるのをご存じだろうか。これまでラーメンの値段は、1000円をオーバーすることは決してなく、小銭をかき集めれば手軽に食べられる国民食とされてきていて「1000円の壁」は長いこと打ち破られずにいる。ところが現在、円安や原油高の急激な進行により、原材料の高騰や気候変動の影響によるモヤシなど野菜の値上がりが続いている。このような状況下、材料費の値上がりを商品価格に転嫁する形での「ラーメン1000円の壁」を突破しようという業界の動きもあるという。ところが、調査会社Aggregateが、2ヶ月前の5月に行った「小売物価統計調査」でラーメン外食価格の全国81都市の調査結果では、ラーメン一杯の全国平均は613円だった。ラーメンの値段が最も高い都市のランキング第1位は758円の広島市、2位は753円の大分市、3位は743円の堺市だった。 逆に、ラーメンの値段が最も安い都市ランキング第1位は418円のさいたま市、2位は433円の水戸市、3位は443円で宇都宮市の順で、最高値の広島市と最安値のさいたま市との価格差は340円だった。ニッポンの国民食「ラーメン」の価格は消費者のフトコロ具合に見合った価格設定がされているのが当たり前だ。ものミナ値上げの時代に便乗する形での「ラーメン1000円の壁」を突破しようと業者が目論んでも、給料が少しも上がらないでいる消費者はソッポを向くに決まってる。