ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「孤独のグルメ」人気なのは、オーバーな食レポと違うから。

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テレビ東京のグルメドラマ『孤独のグルメ』は、2012年に放送がスタートした深夜ドラマシリーズだが、松重豊演じる井之頭五郎の食べっぷりと心の声が評判を呼び、深夜0時台の放送にも関わらず視聴率5.1%を記録し、2017年からは大晦日の年越しドラマとして放送されテレビ東京の人気番組となった。「孤独のグルメ」は、俳優松重豊⬆の出世作となり、彼が人気俳優として数多くの作品に出演するキッカケになったドラマでもある。「孤独のグルメ」には、ドラマとしての多少のストーリーはあるものの、基本的には仕事に行った先でお腹を減らした井之頭五郎が名物料理を堪能するといった展開であり、これだけシンプルな構成のグルメドラマが 高視聴率をあげるのはちょっとした驚きだ。「美味しさ」を全身でかみ締めるように、あらゆる料理を見事に平らげていく松重豊演じる井之頭五郎の食べっぷり。そこには、いわゆる食レポ番組によくある「オーバーな美味しさ表現」は出てこない。そして、ドラマの中で井之頭五郎が語った彼なりの食事の哲学「モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで……」ドラマの視聴者が、多勢で食事を楽しむのではなく“井之頭五郎が「たった1人で自由に食事を堪能する」贅沢さへの憧れと共感を感じた点も、この番組が人気の高い理由だろう。