ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

聞き流すだけの英語なぜダメだった、スピードラーニング終了。

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プロゴルファー石川遼選手や女優の米倉涼子さんをCMに起用し、「1回5分から、聞き流しで英会話が学べます」を謳い文句にした英会話教材「スピードラーニング」の販売が終了していた事がわかった。「本当に聞き流すだけの学習で英語が話せるようになるのか」と発売当初から疑問視されていたが、やはり「聞き流す」だけで英語が話せるようにはならなかったということのようだ。英語で話す相手の言葉を「聞き取れなければ話せない」というのが英会話の第一歩であることは確かな事実だが、スピードラーニングは、ただ「聞き流す」だけで「聞き取る力」はどうやら身につかなかったように思われる。英語の「聞き取る力」を養うには、①英単語の持つそれぞれの意味を理解できているか、②相手の話す発音を理解できているか、③英語特有のアクセントを理解できているか、などの能力が必要だとされる。わかりやすく言えば、東京で生まれ育った人が、地方の方言を聞き取り理解するためには、その地方独特の単語の意味やアクセント、発音などを総合的に理解できなければ相手の話を「聞き取れない」のと同じことなのだ。スピードラーニングの手法は、いってみれば地方の方言を繰り返し聴いているだけでその方言が理解できるようになりますよ、という安直な手法だ。1回5分の「聞き流し」で英語を理解できるようになるというスピードラーニングの謳い文句にお客がついてこなかったのは、当然の成り行きと言えるだろう。