7月12日に行われるオールスター戦前夜祭のホームランダービー での優勝について大谷翔平が「出るからには目指したい」と宣言した。ダービー出場後の疲労について記者団に尋ねられた大谷は「やっていないので分からないところではあります。やってみてのこと。何事も経験しないと分からないと思います」と答えている。エンゼルスのマドン監督は大谷のホームランダービー参加について「力ずくでやめさせることはできない」としながら、「今のダービーは打者に疲労困憊をもたらす」と難色を示している。ダービーは出場するスラッガーたちが制限時間内にどれだけ多くの本塁打を打てるかを競い合う。決勝まで勝ち続けたら4分間×3回でしかも134m以上を2本打てば30秒追加されるルールで、2019年出場のゲレーロjrは、決勝ラウンドでピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)に1本差で敗れたが、最初のラウンドで29本、次のラウンドで40本、決勝ラウンドで22本、合計で91本のホームランを打っている。ホームランダービーは選手の負担が大きく、後半戦の打撃不振につながりやすいのは確か。2017年にダービーを制したジャッジ(ヤンキース)は、シーズン前半に30本塁打を打ちながら、オールスター直後は極度の不振に陥った。メジャー現役最強打者と評されるエンゼルスのトラウトもダービー参加を拒否し続けている。マドン監督がチームの大黒柱の大谷がダービー出場で調子を崩すことを恐れるのも尤もなのだ。あなたは、大谷翔平のHRダービー参加にYESですかNOですか。