クリント・イーストウッドが、5月31日で91歳になる。普通ならばとっくに引退している年齢だろうが、彼はまだまだバリバリの現役。ほぼ年に1本のペースで映画を作り続けているそのエネルギーはどこから来るのだろうか。彼は、若い頃からヘルスコンシャス(健康オタク)で、俳優としてブレイクした「ローハイド」放映中に受けた60年以上も前のメディアインタビューでも、「野菜と果物をたっぷり食べる、炭水化物は控えめにし、砂糖がたっぷり入ったドリンクは飲まない」と語っていたほどだ。年を取った現在でも飲んでいるのはコーヒーやコーラではなく緑茶だし、「健康に歳を取り続けている秘訣は何ですか?」と聞かれれば、即座に「寿司、良いものを食べなきゃ」と答えている。体型的に昔も今もほとんど変わらないクリント・イーストウッド。引退について尋ねられると「引退を考えたことはない。引退したら何をするのだろうかとぼんやり考えたことはあるよ。きっとゴルフでもするんだろうなと思ったりするが、私は働いているのが好きなんだ」と答えている。監督&俳優業について「ストーリーの語り方についてだったり、自分自身についてだったり、自分が雇った人たちについてだったり。毎回、必ず新しいことを発見するんだ。だからこの仕事は楽しいんだ。毎回同じ話を語るんだったら、やりたくないよ」と語り、これからも日本茶と寿司で健康を維持しつつ「生涯現役」を貫く姿勢について語った。