エンゼルスの大谷選手が対ドジャース戦で、得点圏に走者を置いて二塁打2本を打って2打点を挙げ、チームの連敗ストップに貢献した。五回1死一塁、ここまで4勝無敗の左腕ウリアスの速球をはじき返して左翼手の頭上を越し、走者を迎え入れた。さらに六回の2死二塁では右腕ケリーと対戦し、外角の変化球に体勢を崩しながら右翼フェンス直撃の打球で走者を返し、リーグ2位に並ぶ26打点を挙げ、チャンスに強いバッターであることを証明した。打者の大谷に望まれるのは豪快なホームランだが、「チャンスで打つ」て打点を挙げられる打者こそホンモノのスラッガーだろう。昨シーズンの大谷選手の打点はシーズンを通してわづか24打点、2018年のメジャーデビューの年は61打点、打者に専念した2019年が 62打点で、大谷選手が得点圏に走者を置いたチャンスの場面で打点を上げる印象は少なかったように思われる。むしろ、チャンスに三振したり凡打を繰り返すシーンが多かった。それがどうだろう、シーズン開幕から1ヶ月でリーグ2位の打点を叩き出した大谷翔平。スラッガーとして求められるのはシーズンを通して100打点以上、NYヤンキースで活躍した松井秀喜選手は4回も100打点以上を記録している。大谷選手が今シーズン100打点以上は今の調子なら確実に達成できそうだ。