ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「シャーザーと同じ」ベテラン捕手が受けた大谷翔平のボール感覚。

f:id:gunjix:20210422171958j:plain

エンゼルスで大谷翔平投手とバッテリーを組む37歳のカート・スズキ捕手(⬆上写真左)。エンゼルス以前に5チームを渡り歩きメジャー通算で1512試合に出場してきたMLB在籍15年目のベテラン捕手の彼が、大谷翔平投手の球をミットで受けた印象について語った。米メディアから「これまで受けてきた投手たちと比較して彼の球は」という質問に対し、カート・スズキ捕手は「正直これまで自分が受けてきた投手の中でベストの中に入る。シャーザーもそうだったが、大谷も同じレベルの球だ。可能性は無限大だ。もし彼が登板した試合でコントロールでいい感覚を掴めたなら、何か特別なことをするチャンスだ。つねに完全試合、ノーヒッター、完封試合、奪三振を期待できる。彼はそういうタイプの投手だ」と語った。2019年のワールドシリーズをカート・スズキ捕手とバッテリーを組んで制した同僚のマックス・シャーザー投手から受けた球の感覚と大谷翔平投手の球が同じレベルだと感じた彼の目に疑いの余地は無いだろう。マックス・シャーザーといえば、クレイトン・カーショウと並んで2010年代のMLBを代表する投手であり、2010年代に挙げた161勝、2452奪三振はいずれもMLB全体で単独1位の記録である。また同期間のサイ・ヤング賞受賞回数(3回)もカーショウと並んでMLB全体1位タイの記録である。カート・スズキ捕手が受けたシャーザーと同じ「ミットの感覚」を信じるなら、大谷翔平のサイ・ヤング賞受賞も決して夢ではないだろう。