ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

amazon本社では「一言もしゃべらないのが最高の会議」。

f:id:gunjix:20210304005540j:plain

米国アマゾンで考えられている最高の会議は、沈黙のままに終わる会議だという⬆。1ページの資料であれば、1枚読んで「疑問点はありますか?」と参加者に尋ね、なければ承認。6ページの場合でも、1枚ごとに参加者に尋ね、6枚とも疑問や懸念が無ければ、沈黙のまま会議は「これで行きましょう」ということで終了となる。「アイデア出し会議」の場合は、沈黙したままでは会議にならないが、「意思決定」を目的とした会議では、沈黙で終われるのが最高の会議だという。amazon創業者のベソスは、「意志決定会議」の場合、まず黙って会議資料を読むことを徹底させている。このときに重要なのが、沈黙を保つこと。一通り目を通してもらう間、質問は一切受け付けない。会議資料を読む時間を十分に取った後で、会議の進行係が「何か疑問点がありますか」と聞き、それから議論に入るという流れだ。15分経過したら、全員が資料の内容を一通り理解したという前提ですぐに議論を始められるが、出席者全員が渡された会議資料に疑問や懸念が無ければ沈黙したままで会議は終了となる。CEOベゾスは、会議資料の全体を把握していないままで出席者が途中で「ちょっと待って」と会議を止めてしまうのを非常に嫌がり、既に書いてあること、説明が予定されている事柄を途中で質問するのは無駄と考え、読みながら、わからないところはクエスチョンマークをつけ、後のページで説明されていたらマークを消し、残ったものだけについて質問するほうが、時間的にはるかに効率がよい、と考え、こうした「沈黙の会議」をルール化したのだという。かつてベソスは「我々がなりたいのは全く新しい何かである。アマゾン・ドット・コムがなろうとしているものは具体的に類似なものはない」と語ったが「沈黙の会議」に類似なものは他社に無いのは確かだろう。