ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

1年前KO逃れたドネア、井上尚弥を「トンデモナイ根性」と絶賛。

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ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアが、昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で対戦したWBAスーパー&IBF世界同級王者の井上尚弥について「1年たった今でもあの衝撃は忘れられない」と称賛した。ドネアは井上尚弥と戦う前の心境について「私は自分の能力を疑ったことはない。自分より上の存在を認めていない。この青年(井上)相手に負けたり、ノックアウトされると感じたことはなかった」と下馬評をよそに密かに自信に満ち溢れていたと回顧。 「あの青年を追い込んだ。誰もできなかったことだ。カットさせて、ダメージも与えた。彼は素晴らしいパンチで応酬してきた。自分としては効いてはいるが、このダメージで負けることはない。耐えられたし、好勝負になるだろうと感じていた」続いてドネアは「彼にダメージを与えたが、彼はリング上でとんでもない根性を持っている偉大なファイターだった」と衝撃を受けた井上の強靭なメンタルを称賛した。しかし、ドネアはレフェリーに助けられて井上尚弥のKOから逃れた点については一切語らなかった。問題のシーンは11R、井上が左のボディショットをドネアのレバーに着弾させると、苦悶の表情のドネアが堪らずにダウンし、井上はKOに仕留めるために追撃しようとしたが、レフェリーは2人の間に割って入り井上の追撃を制止(⬆上写真)、時間を稼ぎながらゆっくりとカウントを始めたのだ。井上の攻撃を制止した時点からレフェリーはカウントを数えなければならないのにレフェリーはかがみ込んでからゆっくりと数え始めたので、ドネアはなんとか10カウントギリギリ(正しい計測だと20カウント)で立ち上がり、KOを逃れることが出来たのだ。1年たった今だからこそ、ドネアは「レフェリーに助けられなければ完全なKO負けだった」と正直に認めるべきだろう(笑)