ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

殺そうと思ったタイソン、ボクシングで相手の「耳」に噛み付いた。

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1996年、WBA世界ヘビー級王者だったマイク・タイソンが、イベンダー・ホリフィールドに11ラウンドTKOで敗れ、WBA王座から陥落した。翌年6月28日に リマッチが行なわれたリング上で、ボクシング史上最悪と呼ばれるタイソンによるホリフィールドへの「耳噛み事件」が起きた⬆。タイソンが相手の右耳を噛みちぎったのは3R、1回目の耳噛みで2ポイント減点され試合が再開されたが、2回目の左耳への耳噛みによってタイソンは3R終了時点で失格負けとなった。 それでも怒り狂ったタイソンはホリフィールド陣営に殴りかかり、リング上は大混乱となり、耳噛みについては、ホリフィールドが頭突きを繰り返したことに対する報復だとタイソンが発言。この反則行為により、タイソンは300万ドルの罰金と1年3ヶ月間のライセンス停止処分を受けた。それから23年経って現在54歳になったマイク・タイソンが、Fox Newsのインタビューで、自らが起こした23年前の事件を振り返りながら現在の心情を語っている。タイソンは当時の気持ちを「ヤツを殺したいと思ったから噛みついたんだ。頭突きをされたこともそうだけと全てに頭に来てた。試合に対する意識が完全に吹っ飛んでいたんだ。戦術とか、どう戦うとかそんな事もすべてひっくるめて」と振り返り、さらに、再度の“噛みつき行為”の可能性を尋ねられると「もう2度としない、そう願うよ。しかし、再びやるとしたら、それは相手が“噛みつかれるようなことをした時だ。その時はまたやってやる」とコメントした。20歳にして世界要3団体全てのヘビー級統一王者となり、モハメド・アリ以来の世界最強のボクサーとしてその名を馳せた一方で、ボクシングの歴史に残る「アウトロー」としてもその名を馳せてきたマイク・タイソン、凶暴につき「記憶に残るボクサー」となった。