ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「マルチビタミン」いくら飲んでも効き目なしという研究結果。

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ハーバード大学医学部の主任研究員マニッシュ・パランジェ氏が、「マルチビタミン」サプリメントについて調査を行い、マルチビタミンやミネラルなどのサプリメントは「病気予防に効果がない」どころか、そもそも健康に一切寄与するものではなく、よい影響もないと驚きの結果を発表した。アメリカ国民の3分の1が飲んでいるという「マルチビタミン」、日本でも2018年度のマルチビタミンの市場規模は492億7,000万円(メーカー出荷金額ベース)/前年度比1.1%増と利用者が拡大中で、特に若年層における健康・美容意識が向上する中、食事では不足する栄養素を補給する動きとしてマルチビタミンサプリメントの売上は好調だ。今回の研究は、「マルチビタミン」や「マルチミネラル」を利用している人4933人と利用していない1万6670人を対象とした調査で、健康状態を自己申告してもらうのとは別に、詳細な健康診断も行った。その結果、自己申告で「健康状態が良好である」と回答した割合は、マルチビタミンを利用している人の方が、利用していない人より30%多かったことがわかった。しかし一方で、健康診断の結果、マルチビタミンの利用に明確な健康状態の優位性は特にみられなかったという。調査を行ったパランジェ研究員は、「少なくとも『マルチビタミン』を毎日摂取することが何かに役立つことを示唆する証拠はまったく見当たらなかった」とコメント。「サプリメントを買うお金があるなら「健康的な食事をするなど、健康にいい効果があるとわかっていることに使った方がいいと思う」と述ている。