ケチャップメーカーのカゴメが発表した「2020年12月期第2四半期決算短信」によれば、新型コロナウイルスの影響下で、ケチャップがここ数年では最高の売上を記録したという。今年のトマトケチャップの年間売上は197億円を予想、昨年の177億円より20億円もの売上増が見込まれているという。カゴメの他の商品と比べても格段に高い伸び率を示しているケチャップの売上、その原因は「スティホーム」にあるという。「スティホーム」が呼びかけられて以降、カゴメのみならず様々なメーカーのケチャップが各地の店頭で品薄になっており、ツイッターには《今日スーパー行ったら、カゴメどころかこれまで売り切れたことのないデルモンテのケチャップまで全滅してた》《なぜかケチャップがどこにも売ってないんだが…。みんなチキンライスとナポリタンでも食べてるんだろうか》といった投稿が多く見られたという。「スティホーム」によって子供 の居る家庭での食事メニューにケチャップをたくさん使用したことで、ケチャップの品不足が起きたと考えられるのだ。たしかに子供が好きなメニューには、ナポリタンやオムライス、ハンバーグなどなど、ケチャップを沢山使った料理が多いのは事実。我が国のおふくろの味といえば味噌や醤油の味が中心だった時代は今や昔、現代日本のおふくろ（ママ）の味はどうやらケチャップとマヨネーズに取って代わられてしまったようだ（笑）
