ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

インディ500佐藤琢磨2度目のV、勝因は「速さ」では無かった。

f:id:gunjix:20200825015442j:plainf:id:gunjix:20200825015455j:plain

第104回インディアナポリス500マイルレースの決勝レースで、佐藤琢磨が日本人初の2017年優勝に引き続き、2度目となるインディ500制覇という偉業を達成した。2位ディクソン(⬆上写真右)とのデッドヒートの末に掴んだ勝利について佐藤琢磨が勝利者インタビューで語った。佐藤はディクソンよりも1周早く最後のピットストップを行なったことで、燃費コントロールに苦労したという。 「僕たちはディクソンよりも1周早くピットストップを行ないました。このおかげで、僕の燃費管理はとても難しくなりました。ホンダとHPDが驚くほどパフォーマンスの優れたエンジンを用意してくれたのでフルパワーで走りたかったが、一方で燃料もセーブしなければいけませんでした」 「燃費戦略の面でディクソンより1周分厳しかったので、燃料をもたせるのに苦しみました。スイッチを行ったり来たりさせていたので、マックスパワーを使えませんでした。(最後のグリーンフラッグが振られたとき)ディクソンがターン4から迫ってきて、ギリギリのところで彼を抑えました。本当に信じられません」 と激闘を振り返った。一方のディクソンは、「燃費について、佐藤(琢磨)がどうやっていたのか本当に分からない。僕たちは(琢磨の)1周あとにピットインしたのだが、彼らが残り周回を走りきろうとしたとき、それ(燃料の残量)はとても難しかったはずだ。今日は彼らのチームが“スーパーファスト”だった。佐藤、本当におめでとう!」。目に見える「速さ」だけでなくTV画面には映らないディクソンとの燃費コントロールという「死闘」を見事に制した佐藤琢磨選手、アッパレである。