ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

Wi-Fi受信したくてモーリシャスで「座礁」は、あり得ない話。

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アフリカ南東部のモーリシャス沖合で日本企業が所有・運航する大型貨物船「わかしお」が座礁⬆し、燃料油が流出した問題で、地元紙レクスプレスが、貨物船の複数の船員が地元捜査当局の調べに対して「Wi-Fiに接続するために島に近づいた」「事故前に船員の誕生日会を開いていた」と船が座礁した原因について供述していると報じている。 船員たちが言うこんなくだらない理由で船長は大型タンカーをホントウに座礁させてしまったのだろうか?座礁した地点は、陸地から2kmの沖合であり、常識的にWiFiがギリギリ受信できるとされる陸地から直線距離で200mの海上ではなかった。Wi-Fiの専門家によれば、規格は世界で統一されていて「よほど条件が良くても沖合200から300メートルまでなら(電波が)いくんですけど、洋上で乗組員の人々がプライベートで陸地からのネット「Wi-Fi」を使うのは、かなり難しい」という。複数の「海運会社」の意見でも、大型の船には一般的に「衛星」を使った「インターネットのシステム」が載せられていて「船員もこれを利用している」ケースがほとんどだという。経済誌「フォーブス」の記事によれば、「わかしお」は座礁前「陸地に衝突するコース」を進んでいたと言い「なぜ、衛星を使った追跡システムからこの警告を受け取らなかったのか?」と疑問を投げかけている。いずれにせよ、「衛星」を使ったコース航行をせず、船員が衛星経由のインターネット利用も出来ない状況にあったとすれば、「わかしお」の座礁の一番の原因は、衛星からの「電波受信」が何らかの理由で出来なかったことに問題があったと考えられるだろう。