ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「業病」の意味がわからなかったという老作家の石原慎太郎氏。

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元東京都知事で作家の石原慎太郎氏が自身の公式ツイッターに投稿したALS(筋萎縮性側索硬化症)についての記述が批判を呼んでいる。石原氏はALSを「業病(ごうびょう)」と表現したが、業病とは「悪業(あくごう=前世の悪事)の報いでかかると考えられてきた難病」(広辞苑)を指す言葉だ。ALSには関係のない言葉だとして多くの人から批判の声が上がり、石原氏は31日、公式ツイッターに謝罪の言葉を投稿した⬆。「作家ながら私の不明の至りで誤解を生じた方々に謝罪いたします」と正直に結んではいるが、御年87歳の老作家が「業病」の意味を知らなかったと言っているのには驚かされた。かつて東日本大震災の直後に石原氏は『津波をうまく利用して、我欲をうまく洗い流す必要がある。積年に溜まった日本人の心の垢を。これはやっぱり天罰だと思う』と発言したことに、「天罰とは不謹慎な表現だ」と当時批判を浴びたことがある。これに対して石原氏は「私はね、日本全体が弛緩してきたので1つの戒めだという意味で(天罰だと)言ったんだ」と弁明したが、不謹慎な言葉であることには変わりがないだろう。作家にあるまじき不用意な言葉を用いて晩節を汚し続けている石原氏は、やはり作家というより失言を多くする政治家タイプの人物だったというのが正しい評価なのかもしれない(笑)