ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「政府も国会もバカ」と「安楽死」を甘く見ていた医師を逮捕。

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全身の筋肉が動かなくなっていく神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した京都市の女性が、医師2人から薬物を投与され殺害された安楽死事件。安楽死した女性は「早く終わらせてしまいたい」「話し合いで死ぬ権利を認めてもらいたい。疲れ果てました」などと周囲に漏らす一方でSNSを通じて他の難病患者へ「治る希望を持ってほしい」とのメッセージを発信していたと言う。事件に関わった医師の大久保愉一容疑者(42)⬆について、妻は大久保容疑者が短期的に患者を訪問して医療行為をすることを批判し、たびたび口論になっていたという。「最近は私に隠れて行っていた。(夫に対して)あきれている。被害に遭われた方に、申し訳ないと思う」と語っている。ツイッターには大久保容疑者のものとみられる匿名のアカウントがあり、被害者の女性が死亡した昨年11月末前後に、安楽死についての投稿が度々あげられていた。11月20日には「安楽死外来やりたいなあ」、22日には「死にたい奴に苦痛なく死なせてやることはできるのだが、後がめんどくさいからな」と投稿。28日には「死に行く人の意思が尊重されない(家族の記憶に依拠したり、口裏合わせやり放題)のに人生会議なんかやってどうすんの。リビングウィル(延命行為)すら法制化できないこの国で。政府ってか国会もバカだよなあ」とつづっていた。捜査に当たった京都府警は、女性の症状が安定していて死期が迫っていなかったとして、「安楽死とは考えていない、安楽死か否かを問題にする事案ではない」という見解を示している。「安楽死」をこれほどまでに甘く見ていた2人の医師の罪は重い。