ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「真面目」が彼を追い詰めた、三浦春馬さん30年の人生。

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俳優の三浦春馬さんが30歳という若さで自ら人生を閉じた。テレビドラマなど多くの話題作で幅広く活躍していた彼の突然の予期せぬ死に、大きな衝撃が広がった。三浦さんの訃報を受けて、仕事を共にした関係者は、三浦さんの印象について「とにかくストイック」「仕事に対して真面目」と口をそろえる。仕事に対する姿勢について共演者からは「ここまでストイックな人は見たことがない」と驚きの声が聞かれ、舞台関係者も「真面目すぎるくらい真面目で、スタッフに対しても紳士的。慎重に言葉を選ぶタイプで、いつ心を休めているんだろうと思ったこともある」と話す。三浦さんをよく知るテレビ局関係者も「浮ついたところが全くなかった。ストイックすぎて、ちょっと神経質なのかと周囲に思わせるところもあった」と語っている。自ら命を絶つ人に多く見られるのは、生真面目な性格で責任感が強く、熱心に仕事に取り組み、他人への気配りを重視するタイプの人が多いという。こういうタイプの人は、人より多くのエネルギーを使い、過度にストレスがたまりやすく、心身の疲れが抜けなくなってしまいがちなのだという。三浦さんの場合、生真面目な性格ゆえに他人にはわからない多くのストレスをいつの間にか抱え込んでしまっていた。それを裏付けるように「最近、劇的に酒量が増えた。嫌なことから逃れたかったのか“もうどうでもいい”という感じで飲むことが多かった」と知人は証言している。そして心のバランスが突然にして崩れてしまった三浦春馬さん。俳優としての才能の根底にあった彼の「真面目」さが自らを追い詰めてしまったことは、「悲劇」としか言いようがない、ご冥福をお祈りしたい。