ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

コロナ治ったあとの「後遺症」、何と8割以上が苦しんでる。

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新型コロナに感染し回復した人を外来診療でフォローアップしている感染症専門ドクターによれば、治った後も、「体がだるい」「胸が痛い」「息苦しい」「動悸がする」などといった症状を訴える患者が多いという。検査を行っても特に異常は見られず、新型コロナ後のいわゆる「コロナ後遺症」ではないかと経過観察を行っている状況だという。そんな中、イタリアから新型コロナの後遺症(コロナ後症候群)に関する報告が出された。それによると、新型コロナから回復した後(発症から平均2ヶ月後)でも87.4%の患者が何らかの症状を訴えており、特に倦怠感や呼吸苦の症状が続いている人が多いと言う。これは、日本での外来診療の結果とほぼ同じだと感染症専門医も証言している。コロナの回復者が訴えるのは、関節痛、胸痛、咳、嗅覚障害、目や口の乾燥、鼻炎、結膜充血、味覚障害、頭痛、痰、食欲不振、ノドの痛み、めまい、筋肉痛、下痢など様々な症状であり、患者の32%がこれらのうち1~2つの症状を訴え、55%の患者が3つ以上の症状を訴えているという。さらに40%の人が生活の質が低下していると答え、新型コロナから回復した後も「後遺症」に苦しんでいる人がかなり多いことが分かった。これらの症状がどれくらいの期間続くのかも今のところわかっていない。いずれにせよ、新型コロナの「後遺症」を患わないためには、新型コロナに罹らないことが一番であることを、我々はぜひ、肝に銘じておきたいものだ。