ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アメリカの囚人3300人、PCR検査で96%がコロナ無症状。

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米国オハイオ州の更正・矯正施設局が、2500人の囚人を収容するマリオン矯正施設(⬆上の写真)で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査を行ったところ、検査を行った2300人の囚人のうち2028人で陽性反応が示された。これは全体検査数のうち95%にあたるという。このマリオン矯正施設の収容者のほとんどが、健康な高齢者だった。その後、別の4州の刑務所でもPCR検査を行ったところ、陽性反応を示した囚人3277人のうち96%が無症状であることが判明した。オハイオ州更正・矯正施設局が行った総検査人数は延べ4693人に及んだという。ところで、陽性反応が出ても全く症状の出ないまま治ってしまう人はどれ位のパーセンテージなのだろうか。それを知る事ができる唯一のケースが、2月に横浜港に停泊していたクルーズ船内で起きたコロナ感染者の統計データだ。クルーズ船乗員3,711名に対してPCR検査が行われ、634名に陽性反応が出た。そして陽性反応が出た人のうち、船内での検疫期間が終了した2月21日までに症状がなかった人の数は320人。この320人は最後まで症状がなかったグループと、 下船後に症状が出てきたグループの合計だ。潜伏期間などから、この中で本当に無症状のままで治ってしまった人を推計すると113人になり、PCR検査で陽性であった人の17.9%に充たることが判明した。このことから、オハイオ州の陽性が判明した囚人約3000人のうち、無症状のままで治ってしまう人はその18%540人程度と推測できる。やはり新型コロナはどこまでも執拗なウィルスのようだ。