ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「布マスクで国民の不安はパッと消えます」と首相に耳打ちした人物。

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アベノマスクは日本はもとより世界中で笑いものになっている。米FOXニュースは「エイプリル・フールの冗談か」と揶揄し、ブルームバーグ通信は「アベノミクスからアベノマスクへ」と報道するなど世界中にアベノマスクは愚行であるかのように拡散された。このくだらないアイデアを誰が思いついて安倍首相に入れ知恵したのだろうか、と発表されてから常々思っていたら、文春砲が国民へのアベノマスク支給を安倍首相に入れ知恵した男が誰であるかスッパ抜いた。記事によると、安倍首相に『全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ』と佐伯耕三首相秘書官(44)(⬆上の写真の左の人物)がささやいたのが、そのキッカケだったという。佐伯秘書官の進言に加え、3月に北海道の一部地域で実施したマスク配布が好評だったことも安倍首相が国民全員にマスクを配布する決断の後押しとなった模様だ。佐伯秘書官が、コロナ対策の中で最優先でマスク配布にこだわったのは、マスクの品薄が問題視されていた2月中旬に、マスク増産を担当していた経産省に対して『経産省は安倍内閣を潰す気なのか?』と叱責していた経緯もある。しかし、「木を見て森を見ず」東大法学部卒でまだ44歳というエリート佐伯総理秘書官にとって、コロナ渦で経営に苦しんでいる中小商店や企業の事などまるっきり眼中にはなく、486億円もかかるマスクの全国民への配布を首相に進言する事が最優先だったとおもわれる。この国のエリートは、プライオリティ(物事の優先順序)ということがまるでわかっていないようだ。