ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

志村けんのアィーンは忘れても「最初はグー」は永遠に残る。

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コロナ感染で亡くなった志村けんさんは、アィーンなど様々なギャグをヒットさせたコメディアンだったが、それらのギャグは時代とともに忘れ去られてゆく運命にある。しかし、彼が考案したジャンケンする時の決まり文句「サイショはグー」はギャグとは違って、時代が変わっても永遠に使われ続ける決まり文句であるに違いない。この掛け声は、ドリフターズのお笑い番組「八時だよ全員集合」の西部劇の決闘シーンのコーナーで志村けんと仲本工事が銃ではなくジャンケンで勝者を決める場面(⬆上の写真)で使われたのが最初だった。志村けんが「サイショはグー」と掛け声を掛けてジャンケン勝負を開始するのをテレビで見ていた子どもたちが面白がってスグにマネ始め、またたくまに全国に拡がったのだ。志村けんはなぜこの掛け声を思いついたのか。それは、仲間同士の飲み会の時に誰がお金を支払うかをジャンケンで決めようとなり、皆でジャンケンしたが、みんな酔っ払っていてなかなか決着がつかないため、志村けんが、それじゃぁ「最初は、ぐー」と言い始めたのが始まりだという。志村さんの死去のニュースに「日本じゃんけん協会」はツイッターで「日本でこれ程じゃんけんが広まったのは志村けんさんが考案した『最初はグー』があったからに他なりません」とツィートしているほどだ。「最初はグー」は芸者がお座敷遊びで最初に使ったという異なる説もあるが、全国津々浦々にまで流行らせたのは志村けんさんであることは間違いないだろう。日本人がジャンケンする際の決まり文句になった「サイショはグー」は永遠に残ってゆくに違いない。この掛け声を最初に思いついた志村けんさん、国民栄誉賞にふさわしい人物だと思いませんか(笑)