ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

動き7・言葉3。ヒットギャグを連発した志村けんの天才脳。

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コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった志村けんさん。彼は日本中の子供から大人までを抱腹絶倒させる多くのギャグやキャラクターを生み出した。ギャグでは「東村山音頭」「ひげダンス」「カラスの勝手でしょ」「アイーン」など、そしてキャラクターとしては「バカ殿様」「変なおじさん」「ひとみばあさん」など、人々の記憶に残る「笑い」を数多く生み出した。彼の「笑い」の根底には、あの世界の喜劇王チャップリンとの類似性を指摘する声があった。大砲の口が自分の移動する方に向いてくるとか
建築現場で下からレンガをなげて、上でそれをおもしろく受け止めるとか。しかし、志村けんの口からはチャップリンへのリスペクト発言は生前ついぞ聞かれずじまいだった。ところが14年前の2006年に旗揚げした志村けん一座の公演で、幕間に正面スクリーンに映し出されたチャップリンの顔がCG加工で志村けんの顔へと変わって大写しされるという場面があった。やはり、志村けんは、喜劇王チャップリンをリスペクトしていたんだと思わせる映像演出だった。志村けんは、「お笑いとは何か」という質問に8年前にこう答えている。「お笑いは説明がいらないからね、理屈とか、これがこう面白いとか、解説みたいなのはあんまり好きじゃない。僕の考えだと、お笑いはだいたい『動きが7で、言葉が3』の配分なんです。だからお笑いは世界中の人に通じると思うんですよね」。(面白い)言葉よりも(面白い)動きで笑いを取る、まさに無声映画時代のチャップリンと同じ手法で志村けんは、誰にでもわかる笑いを生み出していたというわけだ。