ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「さよならテニス」美女シャラポアへコートから引退のシグナル。

f:id:gunjix:20200308195713j:plain

才色兼備の誉れ高い女子プロテニスのマリア・シャラポワ(32)が、雑誌「ヴォーグ」と「ヴァニティ・フェア」に寄せた記事「さよならテニス」で現役引退を発表した。シャラポワは17歳でウィンブルドンを制し、2005年には世界ランク1位へと上り詰めた。以降も怪我と戦いながら、グランドスラム優勝5回,準優勝5回。2004年WTAツアー選手権優勝。ロンドンオリンピック銀メダルなどビッグタイトルを次々に制して美しすぎるトッププレイヤーとしてテニス界にその名を馳せてきた。しかし、彼女が不整脈や糖尿病の予防のために10年前からメルドニウムを服用していたことが、2016年のドーピング検査で発覚、15か月間の出場停止に。それ以降はかつての輝きを自らの手に取り戻すことはできなかった。そして現役を終える「決め手」となったのは何だったのか、彼女は雑誌に寄せた「さよならテニス」という手記の中で「私が成功した理由の1つは、コートの「声」に耳を澄ましながら、心の奥に絶え間なく浮かび上がる邪念を静める努力をしてきたから」「私は、こうした声によく耳を傾け、あらゆる好調や不調を予測する術を身につけた。最後のシグナルを受け止めたのも、この能力によるものだった」「そのシグナルが、昨年8月の全米オープンで現れた。コートに立つ30分前、私は試合を乗り切るため、肩の痛みを和らげる麻酔注射を受けた。肩の怪我は私にとって何も珍しいことではなかったが、時とともに、私の腱は糸のように擦り切れてしまっていた。何度か手術を受けた。2008年に1回、昨年に別の手術を受けた。何か月もの間、理学療法を受けた。その日の私は、コートに足を踏み入れただけで勝利したかのように感じていた。ゲームへの最初の一歩を踏み入れたに過ぎないのに」。この試合でシャラポアは1回戦で2ゲームしか取れずにストレート負けを喫したことで、引退を決めたと言う。トッププロとして15年間活躍し満身創痍の元女王に「お疲れ様」と言ってあげたい。