ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

あの天才ダヴィンチが職を求めて書いた履歴書を発見!

f:id:gunjix:20200129004430j:plainf:id:gunjix:20200129020051j:plain

名画「モナ・リザ」で有名なレオナルド・ダ・ヴィンチは、科学・工学・解剖学などにも精通し、絵を描く前の1480年代、さまざまな場所で求職活動をしていた。当時、ミラノ公であったスフォルツァ公が軍隊のエンジニアを探していることを知ると、ダ・ヴィンチは「自分はエンジニアの才能を無限に持っている」として、自身の能力を10項目にまとめた履歴書(⬆上の写真)をスフォルツァ公宛に送っている。その内容は、①敵陣から逃げるための、火に強くて軽量で丈夫な組立式橋梁の設計 ②堀の水を抜いたり、橋や防盾、攻城ばしごを組み立てたりといった、地形を生かした包囲作戦 ③敵陣の包囲に成功した際、斜堤など地形や状況に応じて爆撃を行い、どのような要塞や障害でも破壊する知識 ④簡単に使用でき、持ち運びやすく、嵐のように小石を敵へ浴びせかけられる大砲の設計 ⑤鉱山や隠された通路を使って、音を立てずに目的地にたどり着く方法 ⑥敵の攻撃を防ぐことが可能な、安全な屋根付きの車両の設計 ⑦美しく機能的にも洗練された大砲や、モルタル、閃光弾の設計 ⑧大砲が使えない場所で用いるカタパルト、投石機、兵器など、素晴らしい攻防用武器の設計 ⑨海辺の戦闘に適した戦略と、大砲・粉塵・煙に耐性のある乗り物の考案 ⑩建築や水道工事の才能を生かして建物を作ったり、大理石やブロンズの彫刻を作ったり、絵画を描くこともできる。この「履歴書」を読んだスフォルツァ公は、ダヴィンチを即エンジニアとして採用、後年には、歴史に残る名画「最後の晩餐」をダヴィンチに描かせてもいる。