ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

KO率94%の比嘉大吾、リング上でジム会長・具志堅をTKO。

 f:id:gunjix:20200215102116p:plain

15戦連続KO勝利と17戦16KOであの井上尚弥選手を上回るKO率94%の記録を持ち、世界タイトル戦で唯一計量失敗で負け、無期限資格停止処分を受けていた元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(24)。先日、2階級上げたバンタム級で復帰戦を行い、相手から2度のダウンを奪い6回TKO勝利した(⬆上の写真)。1年10か月ぶりの再起戦をTKOで飾ったのに、試合後のリング上で、比嘉は「18歳で東京に出てきて世界王者になろうと思った気持ちも薄れ、練習も行ったり行かなかったりだった。ファンが熱狂的でも本人がこんなんだったら意味がない。今後、モチベーションが上がらなかったら辞めようとも思っている」と爆弾発言し、詰めかけたファンや所属ジムの具志堅会長を面食らわせた。なぜモチベーションが上がらなかったのか?という記者の質問に「みんなわかると思うのでノーコメントで」とだけ答えた。これは明らかに、2年前の世界タイトル防衛戦の前日計量で0.9キロの体重超過を犯し計量失格したことを指している。さらに「今までと(練習環境が)180度違った。野木さんがいない」とプロ入り後、ずっとコンビを組んでいた野木丈司トレーナーと二人三脚で復活リングに臨めなかったことへの“不満”がモチベーションを削いだことを匂わせた。つまり、比嘉は2年前の計量失敗と今回のトレーナー不在について、所属ジム会長の具志堅用高氏を暗に批判してモチベーションが上がらなかったということなのだ。天才的なKOマシン比嘉大吾の将来を、TVのバラェティ番組出演で忙しい具志堅会長が、サクセスへと導けるだろうか。