ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

年金が危い、出生数90万人割れ、ヒトラーの名案を採用せよ。

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2019年の出生数が、年間90万人割れすることが確実になった。政府予想よりも2年早く、90万人を割り込むこととなり、人口減少が一段と加速化した。かつてのベビーブーム時代の年間出生数200万人以上だったものが今やその半分以下という危機的な状況だ。生まれる赤ちゃんの数が少ないということは年金生活者を支えている年金財政が危ないということだ。政府もこのことに気づかずに出生数を増やす対策に真剣に取り組んでこなかったツケがいよいよ現実に回ってきた。政府が「産めよ増やせよ」と口先で言ってるだけでは何の解決策にもならない。より具体的で出産可能な女性たちが納得できる「出産報奨金」制度を今すぐ打ち出すべきだ。86年前のドイツで30%(1910年)あった出生率が見る間に急降下し、1933年の出生率はわずか14.7%になってしまった(現在の日本はそれより低い8.8%)この出生数の減少に対策を講じたのが、かの悪名高きナチスのヒトラーだった。首相になったばかりのヒトラーは画期的な少子化対策を打ち出し、結婚適齢期の女性に1000マルク(だいたい当時のドイツ人の年収の半分くらい)を無利子で貸し出し、一人子供が生まれるたびに貸付金の25%を出産祝い金とするという政策を打ち出した。つまり子供を4人生めば丸々貸し付けられた1000マルクが祝い金として手に入るという画期的な出産祝い金制度だった。この政策はテキメンに効果を発揮し、1933年には63万件だった出生数がたった一年で73万件に増加、出生数は最終的になんと20%もアップしたという。大金を借り入れて赤ちゃんが産んだら返さなくて良い、これほど具体的で目に見える効果のある出生数アップの政策を、我が国の政府はナゼとれないのだろうか、このまま放っておくと我々の年金がいよいよ危なくなってくる。