ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

札幌でマラソン?暑い8月のオリンピックはアメリカのせい。

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国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が、来年東京オリンピックのマラソンと競歩を札幌で開催する事に強い意志を示している。先月、ドーハで行われた陸上世界選手権のマラソンで、高温多湿により棄権者が続出したことを受け、選手の健康面を考慮してIOCが一方的に決めた「札幌案」を覆すことは難しく、東京五輪のマラソンは札幌で開催される可能性が高まっている。我々日本人として不思議に思うのは、なぜオリンピック開催がわざわざ暑い8月に開催されるのか?そのことが今回の騒動の最大の原因ではないかと思ってしまう。オリンピック8月開催の最大の理由は、アメリカの人気スポーツ競技の開幕シーズンと重ならないようにするためだ。つまり開催時期を8月以外にすると他の人気スポーツ競技とテレビの視聴者を取り合う結果になってしまう。IOCの最大の収入源は何と言っても各国のテレビ局から得る放映権料だ。例えば、日本ではNHKと民法合同で東京オリンピックの放映権料をIOCに約330億円支払った。ところがアメリカのテレビ局は東京オリンピックだけで12億ドル(1200億円)もの放映権料をIOCに支払っている。何と日本の約4倍だ。だから、IOCはアメリカに配慮してMLB(野球)のポストシーズンやNBA(バスケ)やNFL(アメリカンフット)のシーズン開幕前の8月にオリンピックを開催しているのだ。そうしたご都合主義の事情を伏せて、「選手の健康に配慮してマラソンは札幌で」と主張しているIOCをあなたはどう思いますか?