ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

あなたはする派?しない派?Facebookも「いいね」を廃止。

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今年4月にツイッターの創業者ジャック・ドーシーが「ツイッターに『いいね』ボタンは不要」という発言をして、全世界のユーザーに衝撃を与えたが(⬆上の写真)、その4ヶ月後の9月になってFacebookも「いいね」の件数表示を止めると発表した。投稿者が「いいね!」数に影響されて他のユーザーとの競争や自己検閲などに陥ることを防ぐのがネライだと言う。同じ系列のInstagramはすでに日本、カナダ、ブラジルなど7カ国でこれをテスト中だ。「いいね!」の件数表示ではなく、投稿者と友達関係にあるユーザーが「いいね!」したことだけを表示する。期待したほど「いいね!」がクリックされないとユーザーは自己嫌悪に陥いるなどの悪影響が懸念されることになり、さらにFacebookの広告収入に対しても悪影響が出る怖れがあるのだとか。ユーザーが「「誰も『いいね!』してくれない。私の人生は無価値だ」と落ち込んでFacebookを使うのを止めてしまうようなシナリオを会社としては事前に避けたいための対策だと言う。ところで、あなたは、「いいね」する派?それともしない派?どちらですか?「いいね」を押したり拡散したりすることが、いまや社会ルールの一部となっていて、この暗黙のルールを破ることに精神的な負担が伴うようになっているのも事実だろう。SNSを利用するとき我々のほとんどが、この暗黙の義務に従っていて、今や「いいね」ボタンを押す事の責任に、知らぬ間に「ありがたみ」さえ感じてはいなかっただろうか?「いいね」をたくさんもらうと、ドーパミンが出ることをわかっているためだとも言われている(笑)。だから、友人やSNSの「友達」にもお返しをせねば、という気持ちに駆られてしまうという悪循環。Facebookの件数表示の廃止は、あらためて「いいね」ボタンの呪縛からの解放を、我々に示唆してくれているように思われる。