名古屋市で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元従軍慰安婦を題材とする「平和の少女像」などの展示が河村名古屋市長(⬆上写真右)が「どう考えても日本人、国民の心を踏みにじる行為、即刻中止していただきたい」と発言、この「あいちトリエンナーレ」が名古屋市の助成金で運営されていることから「税金を使った場で展示スべきではない」と強い申し入れをして展示は中止となった。これを受けて、芸術祭実行委員会会長を務める愛知県の大村知事(⬆上写真左)が、、像の撤去を求めた名古屋市の河村たかし市長に対してこの像の展示が「公権力は、市民の思想信条に関与することはできない。表現の自由は戦後民主主義の根幹だ。河村さんの行為は検閲ととられても仕方がない、表現の自由は保障されなければならない。河村さんの一連の発言は、憲法違反の疑いが極めて濃厚ではないか」と批判した。この批判を受けて、河村市長はすかさず「それなら『ああいう展示はいいんだ』と知事は堂々と言うべきだ」とキレイ事の発言に終始した大村知事の批判を一蹴した。確かに、「表現の自由」に始まって「憲法違反」に至るまでの大村知事のキレイ事発言の中で「像をどう扱うべきか」については一切触れていない。大村知事こそ、河村市長が言うように「像の展示を続けたい」と堂々と発言すべきだったのでは(笑)