ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

NHKナマ出演で「NHK批判」した久米宏。NHKはなぜスルーしたか?

f:id:gunjix:20190719153311j:plain

NHK「あさイチ」にゲスト出演した元ニュースキャスターの久米宏氏が、「NHKは独立した放送機関になるべきだ。人事と予算で、国家にクビ元を握られている放送局があっちゃいけない」と生放送中に発言し、注目を集めた。「アンチ政府、アンチ国家の放送局、新聞があってしかるべきなんですよ。だいたいみんな同じになって。すっかり流行語になった忖度みたいなところで、よくないと思いますよね。NHKは独立した放送機関になるべきだと思います。人事と予算で、国家にクビ元を握られている放送局があっちゃいけないんですよ。そういう国は先進国とは言えないです。絶対報道機関は独立していないといけない」と久米氏は力説した。これだけストレートなNHK番組内での「NHK批判」これがお隣の共産党独裁国家「中国」で起きたら即刻「放送禁止」になってるだろう。久米氏の発言と同様に元NHK職員立花氏が設立した「NHKから国民を守る党」も3年前の都知事選の際に、NHKの「政見放送」に出演した立花氏が「NHKをぶっ壊す」と連呼した話は記憶に新しい。今回の参院選のNHK政見放送の中でも同党は、「NHK批判」を繰り返し行っている。久米氏が言うように、政府にクビ元を握られているのは確かだが、公共の電波を使った「NHK批判」をスルーしてそのまま放送するNHKの「寛容な態度」を見る限りでは、現在のところ、我が国は独裁国家のような「言論の締め付け」のない「発言が自由な国ニッポン」である、と言えないだろうか。