ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「タピオカ」に行列する日本人は、「幸せホルモン」が少ないから。

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最近、街中でタピオカミルクティーを求めて並んでいる大勢の若者の姿をよく見かける。人気の店では、驚くほどの大行列を見かけることもある。なぜ、あんなにも行列するのか? と、不思議に思っている人も多いに違いない。タピオカのつるんとしたノド越しやモチモチした食感を楽しみたいからついつい行列に並んでしまう、と言うことのようだが、いつもの事ながら、流行りものに「行列をつくって並ぶ」という日本人の行動には、日本人らしい「長所」と「短所」2つの性格が読み取れる。「長所」は、礼節、儀礼を大切にし、誰にでも丁寧に接することができるという国民性。「短所」は、人が並ぶところには「いいものがある」と安直に考えてしまい「自分の頭で考える」ことをせずに何となく行列に並んでしまうという国民性だ。「行列好き」の国民性は、日々の暮らしの中でつねに他人と同じ「安心感」を持っていたい、という欲求があるからだ。「赤信号みんなで渡れば怖くない」と同じような心理だ。そうした「安心感」を頭のなかでコントロールし、心のバランスを整える神経伝達物質に「セロトニン」という物質があり、これはオキシトシンとともに「幸せホルモン」と呼ばれている。このセロトニンが大脳の中で減れば心配性や悲観的になりやすく、逆に多いと安心感が強まり楽観的になりやすいのだとか。ちなみにこのセロトニンの量がアメリカ人は80%、日本人は40%と2倍の差があり、アメリカ人は「陽気」な人が多く日本人は「陰気」な人が多い要因とも言われている。セロトニンの少ない日本人は、「心の安心感」を得るために今日もどこかで「行列」に並ぶことになりそうだ(笑)