MLBの試合中継をするNHKBSが、同じ時間帯にゲームが行われたダルビッシュ有投手が先発したカブス対ブレーブス戦を中継し、大谷翔平選手が3番DHで出場したエンゼルス対レッズ戦を中継しなかった。MLBファンからすれば期待外れの「中継試合」の選択だったと言えるだろう。ダルビッシュはこの試合までにメジャー最長記録に並ぶ先発10試合連続で勝敗が付いていない状況で、この中継試合でも5回を投げて5安打5失点と目の当てられない投球を披露していたというのに。一方の大谷選手は同時間帯に初回からヒットを放ち3打数3安打1盗塁と溌剌としたプレーを見せていたのにNHKはなぜ大谷のプレーを中継せずにダルビッシュの中継にこだわったのだろうか?今シーズン開幕前にダルビッシュは6年139億円(年平均23億円収入の今年は2年目)は、契約満了の4年後には「野球は辞める」と宣言し、まるっきり「やる気」の出無いピッチャーだ。一方の大谷選手は年俸がダルビッシュ投手の46分の1である5千万円足らずなのに「やる気」満々の1刀流バッターだ。NHKは、どちらの選手が中継するに「値する」やる気のある選手なのかを考えずに、決められたスケジュールに従ってMLB中継を行っているように思われる。イチロー選手の人気を立派に引き継いだ大谷翔平選手のMLBでの活躍を生中継しなかったNHKに猛省を促したい。