ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

驚き、八村塁の中学時代にNBA入シナリオを書き上げてた恩師・坂本コーチ。

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米プロバスケットボールNBAのドラフト会議で日本人初の1巡目(全体9位)でウィザースから指名される快挙を成し遂げた八村塁(21)選手。ドラフト指名の興奮がまだ冷めやらぬ2時間半後、八村選手から中学時代の坂本コーチ(⬆写真右側)の携帯に「コーチ!やりました!」と八村選手本人から電話がかかってきた。「全てはコーチ(の指導)から始まっている。コーチのおかげで今の僕がある」と八村から感謝の言葉を受けた坂本さんは「おめでとう。よくやったな」と涙ぐみながら八村選手のNBA入りを祝福した。10年前、野球選手としての将来の夢を見ていた中学生の八村選手にバスケットボール部への入部を勧誘し、バスケを途中で辞めさせないために「NBAに行けよ」と言い続けた。「NBA選手になったら、サイン入りの自分の靴が50万円くらいになんねん」と笑わせ、練習ではとにかくNBA選手のマネを徹底させた。「ロッドマンはクロールのように腕が出てリバウンドを取るんだ」と教え「塁はマイケル・ジョーダンのようにボールを片手でつかめるな」と誉め「ラリー・ジョンソンはボールをもらった瞬間に足がリングに向くんだ」と教え、八村はその通りにやってみた。マジック・ジョンソンのノールックパスを見せ「ノールックって言うけど、前もって(パスする相手を)見ているんだ」とNBAのスター選手のプレーを研究しつくして、それを手本に指導を続けたのだ。「名選手の影に名将あり」の言葉そのままにNBA選手のプレーを研究し、中学生の八村選手が10年後にNBA入りするドラマの「シナリオ」をすでに書いていた石井コーチは、まさに「名将」と言う名にふさわしい。