ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

100M日本歴代1位、サニブラウン・アブデル・ハキームはOUTか?

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サニブラウン・ハキーム選手が、アメリカの陸上100メートル大学選手権に出場し日本新記録となる9秒97を出し、桐生祥秀選手が持つ9秒98の記録を抜いて日本歴代1位となった。ところが、父親が黒人のガーナ人、母親が日本人のハーフである彼に対し、「日本人としての記録じゃない」という心無い意見がSNS上で飛び交っている。「サニブラウン(片方の親が日本人で日本在住)、大坂なおみ(片方の親が日本人でアメリカ在住)、張本智和(両親とも中国人で日本在住)の全てを「日本人」と呼んで、彼らの偉業を「日本人初の記録」とするのは、とても違和感がある」「歴代1位ではなく半外人参考記録だ」「記録出したサニブラウン選手の「日本人」ってところであれこれ言われてるけど、生まれもっての身体能力にほぼ依存する陸上競技で、純日本人じゃない人間が記録出してもそりゃ首傾げるでしよ」などなど投稿者達が言わんとしているのは、純粋な日本人つまりモンゴロイド人種による記録ではなく、もともと運動能力が高い人種と日本人とのハーフだからこそ生まれた記録ではないかという事への疑問のようだ。さらには日本人でありながらサニブラウン・アブデル・ハキームという「ガーナ名」にも日本人として違和感を感じている様子が伺える。来年の東京オリンピック、陸上競技に限らずカタカナ名の日本人アスリートが、数多く登場してくることは目に見えている。そろそろ日本人が「純血主義へのこだわり」を捨てる時代が到来していることをオリンピックを前にしたいま、知っておいた方が良いのではないだろうか。