ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「観るのではない、そこにいるのだ」アベンジャーズがタイタニックを超えた。

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全世界で爆発的なヒットを記録している「アベンジャーズ・エンドゲーム」が、公開2週目で、実話を元に制作された映画「タイタニック」を抜き去り世界累計興行収入歴代2位になった。5月5日までの北米興収が6億2000万ドル、北米を除く世界興収は15億7000万ドルに到達し、全世界での累計興収は21億8900万ドルを突破し、今から22年前の「タイタニック」(21億8700万ドル)の記録を抜き去ったのだ。過去に、20億ドルの大台を突破した映画作品は「アバター」「タイタニック」「スターウォーズ・フォースの覚醒」「アベンジャーズインフィニティゥォー」「アベンジャーズ・エンドゲーム」の5作品であり、公開から11日での今回の突破は史上最速だという。今後は、世界興収歴代1位の「アバター」(27億8800万ドル)の記録をいつ破るかに注目が集まっている。興行収入で20億ドルを突破しているこれらの映画作品の中で、歴史的な実話を題材にした作品は「タイタニック」1作品のみだった。今回、その「タイタニック」の観客動員を上回った「アベンジャーズ・エンドゲーム」が意味するものは、タイタニックの大ヒットした22年前から今日までの間に、コンピュータ映像技術がどんどん進化し、3D映像が描き出す「仮想世界」へと、観客の「好み」がシフトしてしまったということだろう。3D映画は「見るのではないそこに居るのだ」と「アバター」のジェームズ・キャメロン監督が語ったように第3のリアルな映像作品が、奇しくもキャメロン監督が22年前に制作した「タイタニック」を超えた事実は、あたらしい映画時代の到来を告げているのかもしれない。