雪男「YETI」の足跡が、4月30日にインド軍の登山遠征チームによってヒマラヤの雪の中で発見され、その巨大な足跡の写真をTwitterで公開した(⬆上の写真)。軍の登山チームは32×15インチの足跡はイエティのものであると主張し、はっきりと見える足跡の衝撃写真を公開したが、なぜか片足だけの写真だった(笑)果たしてイェテイは存在する生き物なのか?1960年に世界的に著名な探検家18名による国際学術探査隊がエベレスト山麓を調査し、次のような結果を発表している。「イエティの足跡」はキツネのもの。ネパールのラマ教寺院に保存されている「イエティの頭皮」はカモシカのもの。「イエティの鳴き声」はユキヒョウのもの。大きなイエティ「チュッテー」の毛や糞はヒグマのもの。中くらいのイエティ「ミッテー」の毛と糞はカモシカのもの。小さなイエティ「テルマー」の毛と糞はアカゲザルのもの。つまりは「イェテイ」は存在しないという結論だった。2003年にチベットで調査をおこなった日本人登山家の根深誠 氏もチベットで「雪男」を指す「メテ」と「ミティ」は人を意味する"mi"とヒグマを意味する"dred"が語源だったとし、イエティはヒグマであるとの結論を出している。それでも「雪男」が実在する生き物と繰り返し言われ続けるのは、イギリスのエベレスト登山隊がイエティを「未確認生物」にして資金を集めていたと1930年代にドイツの探検家E・シェーファーが暴露したように、多くの登山チームが登山の資金繰り[に悩んだあげく、地元でイエティと呼ばれていたヒグマを未確認生物に仕立て上げ、登山に必要な資金集めをしていた為だとされている。何とも儚(はかな)い「イェテイ物語」ではないだろうか(笑)