ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界が知らないハナタカ、江戸時代からの会社が3,146社ある日本が世界一。

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Wikipediaで「老舗の一覧」と入力して検索すると「世界で200年以上の歴史がある企業」のリストが表示される(⬆上の表)。その数は世界中で5586社あり、その内日本の会社の数は何と3146社、全体の56%を占めて世界一の数だとわかって目を丸くする。日本以外で老舗企業の多い国は、ドイツが873社、オランダが222社、フランスはたったの196社しかない。これとは別に2009年に日本で行われた老舗企業の調査では100年以上歴史のある会社が、日本には2万1000社以上あるという。世界に例を見ない老舗企業がこれだけ日本に多い理由として考えられるのは、日本は島国のため歴史的に他国の侵略や支配を受けることがなかったこと、加えて日本人固有の勤勉性があったからだとされている。仕事に手を抜かず、一途に仕事に打ち込む国民性。『暖簾に磨きをかける』と言う言葉があるように、社風・ブランド・商品・社員を育て、それをいい状態で次の世代に渡すことを「美徳」と考える日本人の気質。これら長寿企業に共通している『家訓』や『理念』を次の世代へしっかりと受け継いでゆく姿勢と後継者を育てることを大事にしてきた為に江戸時代の昔から何代にも渡って会社が続いてきたというわけだ。イタリアやフランスなど欧州の会社の方が老舗企業の数が日本よりダンゼン多いと勘違いしていたあなた、これからはSince100年といった外国の会社の「コケ脅し」看板を見かけたら鼻で笑ってあげようではありませんか。(笑)