今シーズンはマイナー登録のイチロー選手。殿堂入りに値するキャリアの彼は「マイナーリーグでプレーすべきではない」という声が多い中、MLB歴代最高の1406盗塁の記録を持ち殿堂入りを果たしたMLBのレジェンドであるリッキー・ヘンダーソン氏が、「自分は47歳までプレーした。私もイチローと同じ45歳の時、少なくとも50歳までプレーしたいと考えていた。45歳でも体は十分に動いたし、ストレッチなどで体を普段から正しく動かしていれば、筋肉が硬くなって痛みが出るのも防げるものだ」とマイナーリーグに行ってもプレーを続行すべきだとイチロー選手にエールを送ったのだ。ヘンダーソン氏はイチローと同じ45歳でメジャーリーグのドジャースを解雇されると46歳で独立リーグのベアーズでプレーし47歳で同じ独立リーグのサーフドーグスでプレーしたのを最後に現役を引退、その4年後の2009年に野球殿堂入りを果たしている。ヘンダーソン氏のキャリアを見る限りではMLBの多くのファンが心配するマイナーに落ちてプレーしてもイチロー選手の殿堂入りにその影響はどうやら出ないという事になる。2年前にヘンダーソン氏が持つMLB通算安打数3055本の記録を抜いたイチロー選手の現在のMLB通算安打数は歴代22位の3089本、マイナー落ちする前にどれだけこの記録を伸ばせるのだろうか、世界の盗塁王ヘンダーソン氏の力強いエールを背に、イチロー選手の東京ドームでの公式戦初ヒットを期待したい。