ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

剣と盾で戦う西洋の騎士、サムライはなぜ「盾」無しで戦ったのか?

f:id:gunjix:20181228222838j:plain

西洋の騎士が剣と盾を持って戦ったのに、日本のサムライはなぜ身を守るための盾を使わずに戦ったのか?外国人がその理由について分析したyou tube動画を見た。言われてみれば確かに気になったので色々と調べてみた。洋の東西で戦い方の歴史や戦法の違いがあるため盾を持たなかった理由には数多くの説が存在している。サムライが盾を持たなかった理由として一般的に考えられるのは日本で古くから盾の役割を併せ持った全身ヨロイが用いられていたため盾が不要だったという説。これに対して西洋の騎士が盾を持って戦った理由は板金鎧を実用化出来ず柔らかい鉄を延ばした針金で作ったヨロイだったからという説。つまり日本の侍のヨロイの鎖帷子の鎖が一個一個叩きだされた頑丈なものだったのに対して西洋の騎士のヨロイはただ鉄を引き伸ばして作られていたため余り頑丈なヨロイで無かったため盾を持つて戦かわざるを得なかったからだという説だ。日本にはヨロイの制作にも西洋を凌ぐテクノロジーが存在したため盾は必要としなかったというこの説は一応うなずけるものがある。もちろん日本と西洋のヨロイの優劣についてはこの他にも諸説が存在しているのだが。さらに伝統的な武士道精神には、戦いに臨んだ場合、我が身を庇うよりも先に相手を殺す!という「先攻防衛」の考え方があり、そのため槍や薙刀など攻撃する武器だけが発達し防御のための盾は必要を感じなかったためという説。その伝統的な「武士道精神」が第2次世界対戦の時代にまで受け継がれ、防御をすてて機動力を上げた攻撃機ゼロ戦による「特攻隊」が生まれたのだという説が「サムライが盾を持たなかった」理由としては一番納得させられた意見だった。