今週放送のTOKYOMX「5時に夢中!」の月曜コメンテーターを務めたマツコ・デラックス。人付き合いが苦手な75歳無職の男性が、かかりつけ医に「人と交わらないとボケる」「次回までに最低5人の初対面の人と会話してきてください」と言われ、「ストレスを感じている」という悩みを相談したことについて「(回答した医者は)テキトーな医療やってるなと。75歳のおじいちゃんに次回来るまでに5人としゃべって来いなんて言う医者って!」と猛批判、「これまで頑張って生きてこられたわけじゃん。他の病気も含めて、あんまり気になさらないで自分のやりたいように生きた方が、幸せじゃない?」と励まし「そこに他者というものがあるから、苦労するわけじゃない人間って。考えなくてもいいことを考えるわけじゃない?この相談者の方がある意味正しいなと思うのは、人間関係なんてないほうがいいんだよ。ないほうが絶対いい。人間関係なんてろくなことはない」と断言してみせた。鎌倉時代の高僧一遍上人が述べた「生ずるは独り、死するも独り、共に住するといえど独り、さすれば、共にはつるなき故なり」という訓えがある。つまり人間というものは生まれてから死ぬまで孤独であることが本来の姿であるという悟り(自覚)を持て、という尊い訓えなのだが、凡人はなかなかこの境地には至れずに必要のない人付き合いを無理をしてでも求めてしまう。マツコが言うように人間老いたら「人付き合いは無い方がいい」がむしろ正解なのかもしれないと同じ老人世代として納得させられた。