スパイダーマンを筆頭に数多くのスーパーヒーローを生み出してきたアメリカのコミック界の巨匠であったスタン・リーさんが95歳で亡くなった。Xメン、ファンタスティック・フォー、ハルク、デアデビル、アイアンマン、そしてアベンジャーズ。氏が作り上げたたヒーローの全てが、ハリウッドで映画化されている。なかでも代表的なキャラクターといえば「スパイダーマン」だろう。2002年に映画化され続編と合わせて1820億円という興行収入を記録している。スタン・リー氏は6年前の2012年のBBCテレビのインタビューで「スパイダーマン」誕生のエピソードについて語っている。ある日新しいキャラクターを生み出そうと「何かひらめかないか」とデスクに座っていたら壁を這うハエが目に入った。「へぇ~」と思い「ハエみたいに壁を這いまわれるヒーローが居たら良いんじゃないか」とアイデアが閃いたという。そこで「名前をどうしようかと、ハエだからフライマン、あまりドラマチックじゃない「違うな」と思い名前を次々に書き並べていって最後に「スパイダーマン」にたどり着いたという。このインタビューの中で氏はファンから「(あなたが生み出してきた)キャラクターの特殊能力の中で最も素晴らしいのは何ですか?」と質問されたのに対して「私はいつも、Luck「運」こそが最高の能力だと答えている。もし幸運があれば、全てはうまくいくからだ」と語っている。運に恵まれた幸運過ぎる95年間の人生、ご冥福を祈りたい。