ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

トヨタカムリ・日産リーフと2度事故、Apple自動運転車の「弱点」がバレた。

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10月15日カリフォルニア州サンノゼでAppleの自動運転車が時速5マイルで左折しようとしていた所、時速15マイルで接近してきたトヨタカムリがApple車の側面に衝突した。Apple自動運転車の今回の事故は8月24日にシリコンバレー近くで日産リーフに追突された事故に続く2度目の事故だった。アメリカ国内での実験走行でいずれも日本車によるもらい事故ということから俄然注目を集めたがいずれも「偶発的な原因」によるものだった。最初の事故は時速1.6kmで走行し合流地点で待っていた所で時速24kmの日産リーフに追突された。2度目の事故は時速8kmで走行中にレーンをオーバーしてきたトヨタカムリが時速24kmで接触してきた。いずれの事故もドライバーに怪我はなく車両のダメージも軽微だったという。それにしてもAppleの自動運転車は1ヶ月おきに2度も起きていてGoogleの自動運転車の過去4年間で38件の事故とあまり変わらない、というより自動運転の事故率はこの4年間で一向に改善されていないことが今回の事故でよく分かった。AppleもGoogleもこの自動運転車が持つ「偶発的なできごと」に対処できない「弱点」について一切コメントしていないが、交通事故というものはドライバーが「故意」に起こすことはあり得ない。「偶発的に起こる」場合がほとんどだ。その「偶発的な事故」を未然に予測することがいまのAI人工知能の能力ではムリだということがこの事故件数が物語っているのではないだろうか。人類にとっての夢でもある100%安全な「自動運転走行車」、最先端企業のGoogleやAppleを以ってしてもその実現は遠い未来のようだ。