ジャカルタで開催中のアジア大会に参加中の男子バスケットボールの代表選手4人が日本選手団の公式ウェアを着用したまま夜の歓楽街で買春行為を行ったとして日本オリンピック委員会(JOC)は4人の日本代表選手としての認定を取り消し強制的に日本へ帰国させた。このJOCの処分に対して、「たかが買春、そこまで厳しくしなくても」とか「良いじゃないかそれぐらい」と言った意見が日本の著名人から挙がったのだ。過去に都知事選にも立候補した事のある軍事評論家の田母神俊雄氏は「4人の選手達は誰かに迷惑をかけたのか」「かばうことが出来ないほどの悪いことをしたのか」とまで間抜けな発言をしている。たしかに買春ビジネスはソープランドやファッションヘルスなど我が国にも存在してるのだから「旅の恥はかき捨て」気分の買春は大目に見てもよいのかもしれない。しかし、今回一番の問題は、国民の税金で4人のために仕立てた「公式ウェア」を4人共が買春の際に着用していた点だろう。さらにはジャカルタという地に彼らがそろって行けたのも突き詰めてみれば国民が出してくれた飛行機代ではないか。4人のジャカルタ買春ツアーが私服で自腹の飛行機代で行ったのなら大目に見ても良いだろうが、今回はアジア大会への参加という公費旅行なのだ。こんな「猿にも分かる道理」を理解できずに4人をかばってみせた著名人達は浅はかな「サル知恵」を世間にさらした人物と言うことにならないだろうか(笑)