ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

東京医科大不正入試をリークしたのは「医は仁術」を知ってる人物。

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文科省科学技術・学術政策局長であった佐野太が国の公金をエサにして自分の息子を東京医科大学に不正に合格させたとして逮捕された事件。この手の裏口入学は昔から良くあることだ。しかし、裏口入学は受験する側も入学を受け入れる側も当然のことながらトップシークレットのはずなのになぜ情報が漏れてしまったのか。当然、佐野前局長自らが周囲に事実を漏らすことは決してないだろうし、大学側も現在やり玉に挙がっている大学理事長と学長そしてその2人の指示によって合格点数を書き換えた人物のみが知り得るトップシークレットだったはずなのに東京地検特捜部によってその事実が露見してしまったのだ。ここで一番注目したいのはモリ・カケ問題のように「文春砲」のようなマスコミが事件を嗅ぎつけるという情報スキャンダルのルートを通らずに特捜部に直接にこの問題がリークされている点だ。つまり、国の公金と引き換えに自分の息子を医者にしようという佐野太の目論見に大きな「義憤」を感じた人物が、マスコミにリークするという生ぬるい手法ではなく、この秘密を確実に事件として捜査できる東京地検特捜部に直接にリークしたというわけだ。リークした人物は現在ウワサされている文科省内部からの告発では無いことは明らかだ。この収賄事件全体の構図を読み取れて文科省にも大学側の理事長・学長のいずれにも与(くみ)しない人物、つまり上からの指示で点数の操作をさせられた医大内の人物で医は仁術(医によって仁徳を施す)を理解できる人物によってリークされたと思われる。何故ならその人物は、この事件が正義は元より人の命に関わる「医道」に背いている点に「ハッ!」と気付いたからに他ならない。