ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

MLBで4勝目、ドラマは大谷翔平がマウンドを降りてから始まった。

f:id:gunjix:20180521084510j:plain

大谷翔平投手が5月中にピッチャーとして4勝目を上げた。これで100年前、2刀流でシーズン13勝をあげたベーブ・ルースが5月4日に4勝目を上げたペースにほぼ追いついた。打撃不振で連敗のドロ沼から脱しきれないエンゼルスが、連敗脱出の切り札として登板させた大谷翔平投手。期待通りに7回まで9奪三振、ホームランによる1失点のみという力のこもったピッチングでレイズ打線をほぼ完璧に押さえ込んでいた大谷が8回のマウンドで内野ゴロの間に追加点を許し、4勝目を目前に110球68ストライクで遂にマウンドを降りたのだ。ここからエンゼルスの久々の勝利と大谷の4勝目を掛けたヒリヒリするようなドラマが始まった。大谷の勝ちを呼び込むはずのリリーフ投手がピリッとしないピッチングを繰り返し、その1球1球をエンゼルスファンは固唾を呑んで見守った。さらなるピッチャー交代をすべきかどうか悩むベンチとブルペンの緊迫したやりとり。そしてようやく8回のピンチを大谷が許した1点のみで乗り切ったあとにエンゼルスはホームランでその裏に1点を追加し5−2とし大谷の4勝目がグンと近づいたかに見えた。しかし9回最後の守備、相変わらず不安定なエンゼルスの救援ピッチャーはいきなり先頭打者にヒットを許し、再び1球1球に固唾をのむ展開となってしまったのだ。2アウトを何とか取って最後の打者が打席に立つとエンゼルスファンは全員が総立ちとなり救援投手の1球1球にスタンディングオーベーションで懸命の声援を送り続け、ついに空振り三振でゲームセット。やっとの事で大谷翔平は4勝目を手にすることが出来たのだ。救援投手不在と言われるエンゼルス。大谷がマウンドを降りた後にこれだけヒヤヒヤするドラマを見せてくれる場面がこれからもひんぱんに起こるのかもしれない(笑)