今日から大谷翔平のエンゼルスと4連戦を戦うレイズ。試合前に大谷についての感想を問われたレイズのキャッシュ監督は「我々にはマッケイがいる。オオタニに特に興味はないし意識すぎてはいない」とクールに答えたという。マッケイ?大方の日本人は知らないが昨年のドラフト順位第1位でレイズに入団した投打2刀流ができるブレンダン・マッケイ選手のことだ。どれだけ凄い選手かと言えば、大学3年間(4年目はレイズ入団)でピッチャーとしては54試合に投げ34勝12敗、防御率2.23、奪三振数391個の成績を収め、バッターでは189試合に出場し、打率328、本塁打28本という驚異的な成績を投打2刀流で残しているのだ。現在はまだマイナーでプレーしているが近い将来メジャー昇格が期待されている大物ルーキーだ。マッケイ選手本人も「メジャーに上がったら出来るだけ2刀流でプレーしてどこまで自分が行けるか挑戦したい」と語っている。レイズにとって将来が楽しみな2刀流選手ブレンダン・マッケイ。その出鼻をくじくような形で突然ニッポンから現れた2刀流大谷翔平。その点を十分に承知した上でのキャッシュ監督の冷たい受け答えだったように思われる。そして3打席まで昨日のバーランダー投手に翻弄させられ続けたバッテングの後遺症が残っていた大谷が、第4打席で自分に興味がないと言ったレイズのキャッシュ監督の目の前で今シーズン6号となる本塁打を見せつけた。さすが、元祖2刀流!!