いま世界中が注目する米朝首脳会談、トランプ大統領が北朝鮮の核開発放棄にどれだけの約束を取り付けられるかに大きな関心が高まっている。「(会談に)実りがなければ席を立つ」とまで言い切っているトランプ氏の正念場である事は間違いない。ところで大統領就任前にトランプ氏が掲げていた「公約」はいまどうなっているのか。意外と思われるがすでにその8割の約束が実行されているとJBpressが伝えている。公約①イスラム国の壊滅は、ほぼ達成された、公約②テロリストの多いイスラム教徒の入国禁止は、3ヶ月間禁止のあと執行差し止めの裁判所命令が出たものの3月から6月まで再びイスラム教徒は入国を禁止中だ。公約③製造業を国内に戻すは、大手製造業のキャタピラー、ゼネラル・エレクトリック、フォード、ボーイング、ダウ・ケミカルが海外から米国内に製造拠点を戻すと約束した。公約④中国製品に高関税を課すは、現在すでに実施中だ。公約⑤TPPからの離脱、公約⑥オバマケアの廃止は、誰もが周知の現実だ、公約⑦社会保障年金には手を付けないは、約束を守り、公約⑧減税は、法人税が35%から21%に個人の所得税が39.6%が37%に下げられた。公約⑨メキシコの国境に壁を作るはまだ試作品段階で実現していない、公約⑩銃所有の権利を守る、も維持されている。こうして見てみるとトランプ氏は歴代の大統領の誰よりも「約束を守る大統領」であることがよく分かる。北朝鮮の金正恩委員長との米朝会談でトランプ大統領が途中で席を立つ場面が起こらない実りある会談内容になって欲しいとぜひ願いたいものだ。